胃内視鏡(経口内視鏡)
当院では、ポリープや胃がんの内視鏡的切除手術を行う際には、経口内視鏡を使用いたします。
経口内視鏡を用いた治療では、胃内視鏡を口から挿入しますが、用いるカメラが経鼻内視鏡に比べて径が約 3mm 程度太いため(太さ 9.7mm)、患者さんによっては酷い嘔吐感のある場合があります。しかし、静脈麻酔を併用することで、うとうと軽く眠ったまま、苦痛を抑えた状態で検査を行うことができます。検査の後は意識がはっきりとするまで、リカバリー室で休んでいただきます。
経口内視鏡の大きな利点は光源の明るさにあります。
光が強ければそれだけ消化管内の観察がしやすく、また、時間も短くて済みます。
当院は高画質ハイビジョン経口内視鏡も導入しさらに高度な検査や処置も可能です。この場合は軽い鎮静剤を用いて楽に検査を受けれるようにいたしますのでご安心下さい。
観察や生検では経鼻内視鏡用のファイバーを用いて検査を行います。最新の細径内視 鏡で検査の質を落とさず、鎮静剤を使用しさらに楽な検査が受けられます。 ポリープや早期がんなどが発見され内視鏡下に切除が必要な場合、後日改めて処置用 の経口内視鏡を用いて処置を行います。
当院の経口内視鏡検査の特徴
- 内視鏡専門医が検査
- ポリープや早期胃がん(胃癌)の内視鏡切除が可能
- 日帰り内視鏡手術も可能
- 視野の拡大機能
- 小さな病変も発見することが可能