内視鏡検査は、先端にカメラのついた細い管を消化管に挿入し、消化管内部の映像をモニターに映し出して病変の有無を判断する検査です。

場合によっては、病理組織の採取やポリープの切除を行うこともできます。

内視鏡検査は、胃の状態を検査する胃内視鏡検査（上部消化管内視鏡検査）、および、大腸の状態を検査する大腸内視鏡（下部消化管内視鏡検査）に分けられます。

※スクロールできます。

胃内視鏡検査

胃内視鏡検査には鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡検査と口からカメラを挿入する経口内視鏡検査があります。

当院では、胃・食道の病変を検査する際には経鼻内視鏡を用いています。もしもポリープや胃がんが見つかった場合には、後日、経口内視鏡によりそれらの病変の切除を行います。

胃内視鏡 - 経鼻内視鏡検査

直径5.9mmの最新の細径内視鏡を採用しております。径が細いので精神的・肉体的負担が軽くて済みます。健康診断や何か病気があるか見つけるのに適しています。

胃内視鏡 - 経口内視鏡検査（鎮静剤併用）

消化管内部の検査のほか、ポリープや早期胃がん（胃癌）の切除を行うことができます。鎮静剤を併用することによりウトウトした状態で処置を受けることができますので、楽に検査を受けることができます。

大腸内視鏡（下部内視鏡検査）

内視鏡を肛門の中に挿入し、大腸の中の様子を観察する検査です。
万が一病変が見つかった場合、その場でポリープを切除することもできます。
日帰り内視鏡手術も行っておりますので、お問い合わせください。

2023年の検査実績

 

開院以降の検査実績

ポリープ通常観察の状態

ポリープ切除前の状態です。
扁平型のポリープを認めます。

ポリープ切除前の状態　分光内視鏡画像

ポリープを切除する前の状態です。通常観察に比べ正常粘膜との境界が分かりやすくなります。
またポリープ表面の状態がより観察しやすくなり，悪性度の評価がしやすくなります。

ポリープ生理食塩水局所注射後の状態

ポリープを切除する前にポリープの下に生理食塩水を注入し、安全に切除しやすくできるようにします。

ポリープ切除後の状態

ポリープを切除した後の状態です。

ポリープ切除後クリップで創を閉鎖

ポリープを切除後、クリップで切除したところを塞いでいます。

内視鏡下ポリープ切除を行った患者様へ

内視鏡下手術は痛みが無い低侵襲の手術です。しかし電気メスで組織（ポリープ）を切除していますから検査前の説明書にも記載している通り以下の合併症が報告されています。
１術後出血
２腸穿孔（腸に傷がついて、まれに穴が開くことがある）など

そのため検査後約１週間以内は以下の事を必ず守って下さい。

（１）アルコールは飲まない

（２）熱い風呂やサウナに入らない（シャワーは構いません。体が温まると血液循環が良くなって出血する可能性が高くなります）

（３）繊維質の食事は控え、消化のよい食事をとって下さい。

（４）激しい運動はしない

異常があった場合はすぐに当院へ連絡してください。

内視鏡検査機器　本体

内視鏡　マイクロスコープ

明るく清潔な内視鏡検査室

リカバリー室

※注意
費用はあくまでも目安です。
組織の検査を出したり使用する薬品によって増減することがあります。